紅い河
恵美 緒方
乾いてる都会並(まちなみ)
かき分ける人波
赤く舞う砂地が 手のひらにおちる
雄大なるガンジス この胸の中の
広大なサバンナ 潤しておくれ
ビルの狭間 駆け抜けてく
風に獅子のように
髪なびかせたまま
コンクリートに覆われてる
微かに脈打つ鼓動 感じたくて
造られた傷跡 操った爪痕
赤い血の雫が 大河へと変わる
雄大なるガンジス この胸に流れ
広大なサバンナ 潤してゆこう
ビルの狭間 駆け抜けてく
風を獅子のように
確かに 捕まえよう
コンクリートに覆われつつ
密かに芽生えた息吹 感じながら