あい色の手紙
hamada shougo
青空に ひとすじの飛行機雲を
見上げた 昼休み
あい色の見慣れた文字
あの娘の手紙読み終えた
父にぶたれて 母に泣かれて
それでも私あなたと暮らしたい
塀の向こう 壁にボールを弾ませ
遊ぶ子供らの笑い声
人はどこで 人はいつから
つぐなえぬほどの罪を背負うのか
父にぶたれて 母に泣かれて
それでも私あなと暮らしたい
いいさ君の好きなように
僕も君がほしい
ひび割れた夢のかけら
捨てて人の心知った
つかのまの若き日々よ
いまこそ僕にやさしい季節を