初夏の頃
省吾 浜田
蒼い雲が河を流れる
此処は僕等の最後の世界
木立に透けて見える
初夏の陽差しと甘い憂鬱
押し寄せる何もかも
まるで夏の雨のように
独り何処かに隠れて
生きてゆけたかな
顔を背け何も信じなかった
昨日までのことが
まるで夢のように遠い
きっと君も僕と同じように
ひとりぼっちの日を
歩き続けてきたんだろう
行ってしまうよ 行ってしまうよ
僕が泣き出さないように
君の腕の中に強<抱きしめておくれ
行ってしまうよ 行ってしまうよ
僕が泣き出す前に
君の腕の中に強く抱きしめておくれ