Jack Frost

Taiiku Okazaki

雪原の上空に生い茂る 結晶の花に瞳を
音を包み静かに少しずつ寝相を変え
標高八千米の槍先 四季の浅い未踏の森
絵に起こすには適わないと 手に触れる 眼を伏せる

舌を撫でた空気はやがて喉を潜り体を冷やし 朝を告げ
肩を竦め身を寄せ合う番の雪豹と月明かりは解けてゆく

夥しい白に声を失い 吸い込まれて消える

幽玄な境界線
土の褥に張り付く影なき日向に腰を下ろしてみると
空想の点と線
変哲のない借家の生活に膜を張り何者にもなれずにいる

少しずつはだけていく冬 着飾るもの全てを憂い
眼を背け
葉の腹の雫は零れ ここで息を閉じていいかと思う

夥しい白に耳を傾け 組み込まれて消える
夥しい白に声を失い 吸い込まれて消える

Trivia about the song Jack Frost by 岡崎体育

When was the song “Jack Frost” released by 岡崎体育?
The song Jack Frost was released in 2019, on the album “SAITAMA”.
Who composed the song “Jack Frost” by 岡崎体育?
The song “Jack Frost” by 岡崎体育 was composed by Taiiku Okazaki.

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