ドリーミングバードの空の飛び方
珍化 康
まぶたを閉じると
翼が生まれる
きみが住む街へ
心がはばたく
体をあずけて
やわらかく飛ぼう
青空に今ぼくが
生きてる印しを描いて
休まずどこまでも
もがいた翼は
風を学んでく
渦巻く嵐は
迷いを清める
あこがれへ続く
道はかぎりないから
恐れることはなにもない
昨日も次の日も
大事なものが
自分ひとりだったら
それはとても
さびしいことだと思う
丘を越えて
愛を知るのが
くちびるだけだったら
それはとても
さびしいことだと思う
きみの街へ