知らないどうし
Yumi Matsutoya
聞き分けのないひとね もう知らない同士よ
触れあうこともないはず
私との思い出は全てを消去して
新しい道歩きだすから
なのに どうしても どうしても 忘れられない
こんなにも こんなにも 孤独な夜 耐えきれなかった
昨日までの答えが 今日違うとしても
嘘つきなんて責めない
息もできないくらい 求め合ったあとは
今すぐここで燃やしてしまうの
いつか あんなにも あんなにも 愛していたと
さめざめと さめざめと 胸の底で涙を流すの
降り止まぬ 雨の中 通りを曲がろうとするあなたの影
かすかに 何度も何度も振りかえり
ふと立ち止まり 足早に消えてゆく
あなたの去った部屋には 手付かずのティーカップ
同じ日々が繰り返すように
いつか あんなにも あんなにも 愛していたと
さめざめと さめざめと 胸の底で涙を流すの
どうしても どうしても 忘れられない
こんなにも こんなにも 孤独な夜 耐えきれなかった