華
來未 倖田
何も開けない・・・
どうして何も言えない
心に余裕が無かったから
自分を守って
しまっていたからなの?
いつもと違うことのない
街なのに
冷めた風景に見える事の罪の意識
私の心にある一粒のタネをまき
悲しみの花が咲いた
灰色の雨にうたれて
華は 涙色に染まりゆく
過去はもう 戻せはしない・・・
深い傷を追わせたの
Best my friend
そんな事から
無情にも逃げたくなる
勝手な理想 また押し付けて
罪悪感 胸に隠してきたけれど
渇いた大地を濡らした 愛の滴
悲しみの華に落ちて
手を伸ばして
摘み取ろうとしている
今さらとわかっていても
あなたとこの心に同じように
冷めたい華を咲かせてしまった
貴方がくれたものが
この体をこんなにも苦しめるなんて
涙色に染まったこの世界
今一人歩いて行く