劇的な瞬間
Kazuyoshi Saito
なんとなく一日が
過ぎて行った気がしてる
だから今日の出来事を
紙に書いて声に出した
浮かんだり 沈んだり
笑ったり 怒ったり
それなりに
いろいろあったんだ
劇的な瞬間は
僕が僕じゃないようで
だから今日の出来事を
君にだけ聞かせたくて
嬉しそうに 悲しそうに
君は聞いてくれたから
一人じゃないって思った
目を見て話すのが
照れくさいから
うしろから うしろから
抱きしめた
君の髪のいい匂い
君の腕のやわらかさ
この気持ち 変わらないで
またすぐに 変わらないで
目を見て話すのが
照れくさいから
うしろから うしろから
抱きしめた
なんとなく一日が
過ぎて行った気がしてる
だから今日の出来事を
君にだけ聞かせたくて
嬉しそうに 悲しそうに
君は聞いてくれたから
一人じゃないって思った
思った 思った