傷心
大友裕子
貴方の後姿だんだん小さくなる
一度も振り返らずに去って行くのね
サヨナラも言えないまま
こうして立っているだけ
今更呼びとめたって
どうにもならない
同じベッドで眠って同じ朝を迎えた
だけど互いに違う事考えていた
今まで何度も恋をした
だけど貴方となら
死んでもいいと思った
貴方の後を追いかけ
うしろから抱きしめたい
貴方の背中にもう一度
顔をうずめたい
瞳をとじてみれば貴方のやさしい顔
二人で やってゆこうと
言った貴方のコトバ
同じ夢を追いかけ
同じ風に吹かれた
だけど互いに 違う事考えていた
何にもしてやれなかった
だけど貴方となら
死んでもいいと思った
貴方となら二人なら
死んでもいいと思った