夜明けをくちずさめたら
Yoshiki Mizuno
誰もがひとりぼっち
やりきれないほど
悲しみがあって
でも笑いたくて
悔しさにもたれて
見上げた夜空にくちずさむ
願いが叶うのなら
はぐれたひとにも
しあわせが落ちて
ぬくもりが生まれて
優しさがつながれて
またいつか逢えたらいい
きみは月を見てる
涙に負けないように
誰かの手に愛がやどること
願っているんだ そうだろ
ぼくも月をみてる
きみとおなじ月を
寂しさこそぼくらのきずなさ
夜明けはきっと来るから
それはもうきれいごとだと
嗤うひとたちの言葉に敗れて
分かち合うことをあきらめたりしない
誰かを傷つけたくない
どうかもう
震えるその手を
自分で責めたりしないで お願い
みんな みんな 愛されたいと
言えずに生きている
ぼくは月を見てる
そして夢を見てる
心のなか奪われはしない
希望があるんだ そうだろ
みんな月をみてる
誰かを想いながら
いつの日かとなりに座って
夜明けをくちずさめたら
夜明けをくちずさめたら