つまらない夜
Takanobu Yoshida
騒がしくて くだらなくて
正しい街の灯りに
悲しくなった 君もそうか
おそらく別の話だが
奴らにはわからない
秘密を何度も確かめようよ
誰の耳にも届かないような声で
呪文を唱えた
なんてつまらない夜だ
掃いて捨てるほど微かで
世界の行方に関係ない灯り 君が灯す
どんなおぞましい夜が
あなたに纏わりついても
それはそれとして僕らは行ける
秘密を持っている
胡散臭くて 声がでかくて
大袈裟な人の話
呆れてたんだ だけどもなんか
羨ましい気もしたり
あなたにもわからないんなら
何度だってやって見せたいよ
醒めたつらして歩いていても
溢れ出す その時を待っている
なんてつまらない夜だ
こんなに光溢れて
僕らはばらばらのままで今夜も夢を見てる
どんなおぞましい夜が
あなたに纏わりついても
それはそれとして僕らは行ける
秘密を持っている