偏食 (Henshoku)
長岡亮介 (Ryosuke Nagaoka)
意味は何もない 証拠を煙に巻く
性(さが)は悪くない 沈みきっても尚
絡まった情景を一位指名
ただ今はもう惚けている
息遣い浮かれない全てを緑に埋め尽くす
要らない出会い重ねて最後の最後まで繰り返す
明かされた葛藤に素顔を見たみたい
描かれていく図形にもう食べられない気配
嫌いなんて言うのかい 見え透いた芝居で
嫌いだっていいんだよ 好きでも嫌いでもないから
人の心を拾うと嵩張り(かさばり)始めるもっと
扉が開けられないんだ 臆病と呼べばいいさ
解ける(ほどける)際の生温かい空気
拡がる右脳を取り返し始める
絡まった情勢を一位指名
ただ今はもう惚けている
困っていないわけじゃない振りで もう絵の具を撒き散らす
要らない出会い重ねて最後の最後まで繰り返す
覚悟した視線に狙われたみたい
交わしたと同時にもう逃げ出したい嫌い
嫌いなんて言うのかい 見え透いた芝居で
嫌いだっていいんだよ 好きでも嫌いでもないから
人の心を拾うと嵩張り(かさばり)始めるもっと
扉が開けられないんだ 臆病と呼べばいいさ