ROCK DREAM
豊田道倫 (Michinori Toyota)
[パラダイス・ガラージ「ROCK DREAM」歌詞]
毎日はいつも届けられるミルクのように
白くてぬるくてイヤな味が残ってる
彼女はキッチン洗って直して出ていった
クスリを持ってる男の家に帰るんだろう
4番目の糸が切れたギター放り投げ
テレビのバットに返されまぬけな音立てる
燃え溶けるようなカセットデッキにかじりつく
汗をかいて床でひとり果てるだけ
僕はやっぱり君のことを考えてしまう
誰かの顔死んでも絶対見たくない
誰もの身体死んでも絶対殺したい
愛したことは無かったね
あたりまえの言葉吐いて生きただけ
僕はやっぱり僕のことを考えてしまう
毎日はいつも産み落とされるクソのように
あたたかくてイヤな匂い残ってる
彼女はトイレを洗って使って出ていった
コーヒーカップこぼれてるのは夢なのか
4番目の糸が切れたギター手に取って
小さな音ではじめて僕は泣いてるよ
燃え溶けるようなカセットテープに吹き込んで
笑いをこらえてこの受話器に手をかける
僕はやっぱりロックのことを考えてしまう