夢幻
Nana Mizuki, Noriyasu Agematsu
眠りなさい 今はただ私の中で
どこにも行かないで
微睡の淵で揺れてる 群青色の夜
交わることのない星を探してる
あなたを求める指先 闇に彷徨って
もがいても抜け出せない 愛の海に溺れてく
柔らな吐息に 心さえも震える
絡まる美しい蜘蛛の糸のよう
動けないの 私を許して
あなたの腕に抱かれて眠る
何もかも捨てたっていい
良いコのままの幻影なんて作るのはやめて
本当の私を見つけて ずっと待ってる
触れ合った手 重なり合う口唇の記憶
いつか消えてしまうの?
まるで雪が溶けるように
優しい微笑み見るたび苦しくなる
今すぐ壊して
口づけよりも熱い声で私を包んで
子供のように名前を呼ぶの あなたの姿をなぞって
届かない言葉は空を舞い やがて降り注ぐ
この想いが罪だと言うなら すべて捧げるわ
わかってる? 日常はいつも側にあるわけじゃないから
気づけば遠く 迷い子のよう 目を離さないで
私に教えて
あなたの腕に抱かれて眠る
何もかも捨てたっていいわ
止められないの 良いコじゃいられない
本当の私を見つけて
ずっと待ってる ずっと