一番初めての恋人
Noriyuki Makihara
君が住んでいた街に
久しぶりに降り立った
少し変わった街並み
でも同じ匂いがした
くだらない理由で終わった
恋を思い出してた
初めて親に嘘をついて
電車を乗り継ぎ通った
二人改札の所で別れた後
もういないかなと振り返っても
手を振ってくれていたんだ いつだって
最後の別れの時も
それは僕の人生で
一番初めての恋人
君は今どこにいるのかな
元気で暮らしてるのかな
今夜はおそくなるの?と
メッセージが届いた
君とタイプの違う人が
今の僕の恋人だ
便利にはなったけれど
携帯さえなかった
あの頃の恋のほうが
ロマンチックに思えるんだよ
僕が吹いた口笛の続きを
鼻歌で唄ってくれる人が
待っている街へと急ぐ電車
気付けば窓には夕焼け
あれは僕の人生で
一番初めての恋人
君は今どこにいるのかな
元気で暮らしてるのかな
二人改札の所で別れた後
もういないかなと振り返っても
まだ手を振ってる君に駆け戻って
改札を越えて抱きしめたんだ
それは僕の人生で
一番初めての恋人
君は今どこにいるのかな
元気で暮らしてるのかな
どんな場所にいたとしても
どうか幸せであるように