誕生日には真白な百合を
Masaharu Fukuyama
あなたがくれたこの名前は
いくつの願い込められてるの
そこから見えるわたしの素顔は
誇れるものですか
あんなに嫌いで 飛び出した故郷
家族の声も ただ重くて
苛立っていたよ
そんな姿はあなたからすれば
泣き続けた幼子の頃と変わりはなく
いくつになっても同じだと
子供扱いするばかりで
認めてくれる言葉もないまま
会えなくなるなんて
年に一度の誕生日だから
照れずに言うよ
「産んでくれて ありがとう」
あなたがくれたこの心は
やさしい人を選びました
自分じゃなくて
家族の笑顔を 願ってる人
いつか 会ってください
真白な百合を
写真に飾ろう
聞いてもいいかな
認めてくれるかな
この生き方を