雨の街路に夜光蟲
Kenshi Yonezu
震えていたのは君の手か僕の手の方か
街のライトが雨に照らされて弾ける夜に
僕らはただ大人になりたくて 背伸びをして
チグハグな言葉を交わしあって 笑いあったんだ
二人でだったら行けるよね 地球の隅っこへ
誰も知らない約束を
交わしあって僕ら歩いて行くんだ
大げさなほどに愛を歌うよ
悲しい歌を塗りつぶすように
曖昧な作りの間違い探しみたいだった
何が間違いで何が正しいかわからない
僕らはただ「これで正しいんだ」と強がったけど
本当はわかってたよ 道の先に何があるのか
何度だって誓い合って今 地球の隅っこへ
誰も知らない約束が
重なった手と手に握られた
馬鹿にされたって愛を歌うよ
君とどこまでも行けるように
さめないでって きえないでって
馬鹿みたいに願っているんだ
どこにだって行けるんだって
ばればれの嘘をついていた
誰も知らない約束を
交わしあって僕ら歩いて行くんだ
大げさなほどに愛を歌うよ
悲しい歌を塗りつぶすように
消えたい時も気持ちいい時も
いつだってそばにいられるように
誰も知らない約束が
強まる雨に流れないように
君とどこまでも行けるように