チューインガムの味がなくなるまで
Yasushi Akimoto, Takafumi Fujino
Friday night には いつも出かけた
青いTバード 仲間たちと
国道の脇のボウリングセンター
Lが切れたネオン
スプリットを狙いすました
君のポニーテール なぜか甘く切なくて
ああ あの日 僕がずっと噛んでた
チューインガムはもう味がしない
今も君は鮮やかなのに
時は流れ夢は褪せてく
ピンが弾ける音もしない
大人になって帰った街は
残酷なほど変わっていた
家族で賑わう家具の大型ストア
新しいネオン
スコアよりも夢中だったのは
揺れるスカートの裾 恋のようにときめいて
ああ あの日 僕がいつも噛んでた
バブルガムは膨らませない
どこにどこに捨てればいいの?
どんな夢もいつか覚めるよ
もっとゲームを続けたいのに
青春もやがていつの日か
捨てる日が来るよ
ああ あの日 僕がずっと噛んでた
チューインガムはもう味がしない
今も君は鮮やかなのに
時は流れ夢は褪せてく
ピンが弾ける音もしない