青空と黒い猫

Masafumi Goto

彼は手のひらを前に差し出して
溢れ出る透明を少し汲み取って 喉を潤して
深く ひとつ息をする

それは東アジアの朝方の風景
捨てられた黒猫の様な彼だって 喉を震わせて
自分以外を呼んだんだ

嗚呼 傷ついた兵士も
物乞いの坊やの暮らす路地も そう
届かなくても 交わらなくても
空がいつもと同じ青さをたたえていたって

誰の身体もいつかなくなって
永遠はないのだろう
それだって 君の魂と
どこか繋がっていたいと僕は思う

何もなくて 不安で 胸の奥を掻きむしるような日々も
彼は生きて 目を開いて振り絞るように生きて
それは僕だ それはきっともうひとりの僕だ
或いは君自身だ

鳴呼 些細な嘘も
繊細な君が泣き暮れても
届かなくても 交わらなくても
空がいつもと同じ青さをたたえていたって

誰の身体もいつかなくなって
永遠はないのだろう
それだって君の魂とどこか
繋がっていたいと僕は思うよ
そう願うよ そう願うよ

いるの? 想い描いているよ
あるの? 想い描いているよ
いるの? 想い描いているよ
あるの? 想い描いているよ

Trivia about the song 青空と黒い猫 by Asian Kung-fu Generation

When was the song “青空と黒い猫” released by Asian Kung-fu Generation?
The song 青空と黒い猫 was released in 2010, on the album “マジックディスク”.
Who composed the song “青空と黒い猫” by Asian Kung-fu Generation?
The song “青空と黒い猫” by Asian Kung-fu Generation was composed by Masafumi Goto.

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