和田塚ワンダーズ
Masafumi Gotoh
派手に泣いて良いぜ
それはだって命の在処だよ
胸がギュっとなって
思い出したあの娘の面影も
波のあとに残る砂の模様
坂道を下って
少し行けばいつかの少年たちも
秋の風になって
君の傍をするりと駆け抜けて
いつの間にか老けてしまうのよ
だけどもさ
どうか海へ投げ捨てないで
笑って過ごした あの日々を
駐車場を探し回って
疲れてしまったあの頃を
今日という愛しい日も
もう二度と会えないでしょう
通り雨
雨宿り
ビニールの傘をひとつ買う
互いの肩に残るのは
温もりだけ
それでもさ
どうか海へ投げ捨てないで
笑って捩れた あの日々を
線路沿いを歩き回って
迷い子になったあの頃を
今日という愛しい日も
もう二度と会えないんだよ
Whoa