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僕は あの娘に フラれた。
「もう 無理よ」そう 言われた
つい、昨日のことさ
こんな不確定な時代に、
こんな確定的な
ことってないだろう。
何が 無理なんだい?
そう 聞こうとして やめた
僕には 恋の弁証法になんか
興味ない
僕は あの娘が 好きで
あの娘は 僕が きらい
ただ それだけのこと。
一度 好きになれば
眼も 鼻も 口も 耳も
好きになる
一度 きらいになれば
肩も 胸も ひざも 髪型も
きらいになる。
それが 恋。
でも こんなことって
犬や 猫にも あるんだろうか?
こんなことって
牛や ジャイアントパンダにも
あるんだろうか?
こんなことって
トナカイ や ゾウアザラシにも
あるんだろうか?
紙クズを けちらして
飛んで行く 風。
WOO 昨日の さよならが
WOO まるで 夢のよう
WOO 忘れられっこないだろう
WOO 君の胸の鼓動
昼下がりの街は、
無口な少女のようだ
まるで世界は もう とっくに
終ってしまったのに
まだ 気づかずに
一人 ベンチに こしかけている
そんな無口な少女の街
僕は フッと ため息をつく
この ため息は
あの娘のせいじゃないよな~~~
そう思いながら
僕は フッと ため息をつく
僕の眼に ふりしきる
青空の カケラ
手のひらの 水平線
踊ってる 小人
もう一度 生まれても
君に恋 たぶん するだろう
WOO 昨日の さよならが
WOO まるで 夢のよう
WOO 忘れられっこないだろう
WOO 君の胸の鼓動