Nonesuch
Isobe Masafumi
いつだってあなたは
踊るように答え合わせをする
透き通る名前は
なぞる水のように合図を送る
噛み合った答えは
息づくような問いを泡にする
散らばったままの孤独は
瞬く星のように光を送る
静かな森の奥の闇に 語る
僅かな鳥の羽根の罪に
つま先 絡みとり 遠い朝まで
歩く夜は
朧に浮かぶ月のようであれ
また人間は孤独の波の中で
抱く 遥かなる望みの朝に
指先 感じとり 握り描いて
落とす色は
朧に浮かぶ夢のようであれ
辿るnonesuch 導かれ
弾むnonesuch 闇を抜けて
香るnonesuch 誘われて
微睡んで 添う窓辺