Baton
Iri
いつも通りの 帰り道
拗ねてみたり 転んでみたり
窓の隙間 なびくたび
穏やかな 明かり眩しくて
ちょっと 特別な空の色
もっと 近くで見てみたいよ
過ぎてゆく 春の朝も
変わらない 僕らを 運ぶよ
それでもまだ 手を繋いでいて
明日にのびる この光を
そっと包んで 君にあげるよ
ずっと ずっと ずっと
ずれる歩幅 合わすたび
心地よくて 眠っていたり
壊れかけて 直すたび
やわらかな 笑顔愛しくて
ちゃんと届けられているかな
もっと上手に話せてたら
駆け抜ける 朝も夜も
変わりゆく 僕らを守るよ
離れ離れ
そっともたれて
懐かしいね
ずっとこうやって
甘えてたね
暖かな目を逸らして
それでもまだ 手を離さないで
明日をよぎるその痛みも
そっと包んで君と歩くよ
一歩一歩一歩
それでもまだ 手を繋いでいて
明日に伸びるこの光を
そっと包んで君にあげるの
ずっと ずっと ずっと