ジェラシー
あっけないものだよね。
2人の関係はもう無くて...
どこにいるかも知らない
リングの跡も
気付けば無くなってた。
キミとの時間を現在(いま)、
振り返って思うのは
特別だった。何もかもが全部。
アタシ愛されてたんだ。
テレパシーみたいに
こんな日になんで?
キミからくれた最後の電話。
『誰よりも幸せをくれたから、
世界一幸せになって欲しい』
キミの隣笑ってたアタシは
幸せだったのに。
そのままで良かったのに...。
「帰るね」って連絡も
する必要がなくて
「自由に出来る、楽。」なんて
1人が好きみたいに言ったけど
本当は...寂しい...
会いたい...戻りたい。
後悔しないって決めてたのにな...
『誰よりも幸せをくれたから、
世界一幸せになって欲しい』
そんな事偉そうに言わないで
キミ以外の人と、
幸せが探せない...。
一枚、捨てられないまま
残った誕生日の写真に
感じるジェラシー。
なんでこんなに可愛く笑ってるの?
『愛してる』
そう囁(ささや)いたキミは
嘘つきになんて見えなかったから
今もまだ信じてる
あの日々が、偽物じゃなかった事。
本当はね、キミの隣がきっと
世界一幸せな場所だった。
『これで最後にする』って言うなら
アタシから切らせて
最後の電話くらい...。