かすかに、君だった。
Kentaro Sonoda
ただ吸って吐き出した 空気の行方は
誰にも 分からない それでいい ほっといてくれないか
無表情が不気味だって あざける声も
大丈夫 いつかはガラクタになるよ
笑ったり泣いたりすることだけが
本当の気持ちじゃないよね
複雑な感情で 無理に笑わないで
ただ かすかに君だった かすかに僕だった
乾いた僕が歌えないラブソング
君のせいだ 揺れる心 水面
君の中を泳がせてよ それだけだ
やっと掴み取った 次の瞬間消えてった
退屈で干からびてく毎日が うざったくてたまらないんだ
見抜いていいんだよ 見つけてくれよ 僕を
ただ 一生懸命傷ついて 一生懸命逆らって
そんな当たり前が眩しすぎて
僕のせいだ 静まり返る 時間
真実までの数センチが遠いんだ
息が詰まってしょうがないんだよ
君に触れたくて仕方ないんだよ
目が覚めたら 消えて無くなってしまっても
君が残した泡だけを頼りに
泳げ 泳げ
ただ かすかに君だった かすかに僕だった
乾いた僕が歌えないラブソング
君のせいだ 揺れる心 水面
君の中を泳がせてよ 息も出来ないくらいに速く
それだけだ それだけだ