白い残響:White echo
Shuhei 修平 Kamada
残響広がる白い空
感傷覚える暇もなく
裂けてゆく
安直な言葉つい飲みこみ
惨状見てみぬふりをした
今さらのように
まだ見ぬ景色を
求め彷徨った
ほらまた聞こえるだろ
あなたを導く声が
何もかも過去に捨てた
私はここにいるでしょ
体中駆け回った
震え集めて叫べば
見えない明日はそこにいるわ
静寂が訪れた後に
湧きあがる感情の揺れは
とめどなく押し寄せては
僕の中全て浚って行く
照明が落とされて
自分を感じる
また独りぼっちだと
二人は寄り添いあった
何もかもが現実で
受け入れるのが怖くて
生き急いでいた君と
正反対の僕では
鏡を見るようで辛かった
誘われるまま進む
足あともつかず
春風の向こうに
羽ばたいてる鳥は桜色に溶け出し
寒さに混じった
次の小節は
だれにも止められない
進み続けていく
こぼした砂は二度と元には戻らないから
ねえあの時僕たちは
正しい道を進んだ
本当にそう思うの
それなら何も言わない
今この時を生きよう
何もかも過去に捨てた
私はここに居るでしょ
体中駆け回った
震え集めて叫べば
見えない明日はそこにいる
必ず
残響広がる白い空
砕け散って降り注ぐ
凍えた風は吹きやみ
次の時が訪れる
祝福を