箱庭
Kazutoshi Sakurai
ヒリヒリと流れる 傷口から染み出る
赤い血の色の悲しみが 胸にこぼれる
ジリジリ寂しさは 現実味帯びてくる
気づかぬふりはできない でも認めたくもない
きっと僕が考えていた以上に
小さな箱庭で僕は生きてる
誰のための愛じゃなく
誰のための恋じゃなく
不器用なまでに僕はただ 君を大好きでした
明日には明日の風が吹くっていうけど
今日の太陽を浴びたい 月に見惚れたい
いつのまに過ぎ去っていた誕生日
祝ってくれる人がもういないことを知る
誰のための愛じゃなく
誰のための恋じゃなく
乱暴なまでに僕はまだ 君を好きで
残酷なまでに温かな思い出に生きてる
箱庭に生きてる