Others
Kazutoshi Sakurai
君の指に触れ
くちびるに触れ
時間が止まった
硬い氷は溶け
身体中を滑る 2人の熱で
何が起こったの?
しばらく何も考えたくない
窓の外の月を見てる
まるで近未来の映画のよう
アンドロイドが
感情なんかなく
ただ互いのエネルギーを
吸い合うように
意味はあるだろう
たけど深く考えられない
気まずさでビール口に運んだ
テーブルの上の灰皿
アメリカ史紐解く文庫本
それはきっと彼のもの
「そろそろ行くね」って僕の
言葉を待っていたかのよう
無駄のない動きで君は そう僕に手を振る
「すぐ捕まるさ」
そう言いながらスニーカーを履き
タクシーに向けて僕は走った oh
ベッドで聞いていた blues
誰の曲かも君は知りはしない
きっと彼の好きな曲
愛し愛されてたとしても
そう感じられるのは一瞬で
その一瞬を君は僕に分けてくれた
君の胸に触れ
くちびるに触れ
時間が止まった
硬い氷は溶け
身体中を滑る 2人の熱で
何が起こったの?
このまま何も考えたくない
25時の首都高に輝く ah
窓の外の月を見てる