世界
Shigeaki Kato
この手に情けない生き様を握りしめ
誰にも託せぬ夢ばかり
刃を抱く覚悟はあるのかと
問いながら歌う
黄昏時 帰り道 憧れの記憶
吐き出した息が獣みたいで
手に入れたかった視界の色彩はどこへ
いつしかぐらつくレゾンデートル
振り返るには浅い人生を
愛おしいながらも嘆く毎日
己の熱さを冷やかすなと呟いてる
この手に情けない生き様を握りしめ
誰にも託せぬ夢ばかり
刃を抱く覚悟はあるのかと
問いながら歌う
雨ざらし 空の向こうに一羽のルリビタキ
一体あれはなんだったのか
半径数メートルさえ距離を保てないまま
強くあれと誓い立てる夜
どこかで生きてる誰かに悩んで
どこかで生きてる誰かに頼って
どこかで生きてる俺も誰かで どうすりゃいいの
あぁたくましさは 倒れた木々のように
再び根づく日まで 願いを込めて
この手に情けない生き様を握りしめ
誰にも託せぬ夢ばかり
諦めるにはまだ早すぎるだろう
ひたすらに走れ
求めていたのは愛じゃなかったか
求めていたのは夢じゃなかったか
求めていたのは魂じゃなかったか
世界はここにある
貴様が世界だ