線香花火

Noa

明かりが灯り出した
夕暮れ時 ヒグラシの声
深い青に染まった
夏空はただ静かに
にぎやかし僕たちを
見つめるように 見守るように
君のようにそこにいてくれた
はしゃいで笑う 君がホラ
僕の手を引き走り出す
息を切らした君の
振り返るその笑顔
この胸をさらってく
線香花火が咲いてはじけて
煙のにおいが染みる夜
来年のこの日 僕と君は
ここにいるのかな?
風が吹いて 花びら散ってく

「今年の夏もホント早かったね」
残念そうに
余った手持ち花火
見つめながら言う君が
愛しすぎて切ない
この気持ちを知る訳もなく
夏色の日々は過ぎて行く
忘れられない思い出は
僕の部屋へと残されて
しぼんだ水風船 独りぼっちの金魚
浴衣の君の写真
線香花火がはじけて落ちて
願い事かけるヒマさえなくて
それでもまた来年
君とここで逢えるかな?
その笑顔を もう一度見れるかな?

うなだれたヒマワリの花
君が隣に居ない時の
僕にウリふたつで...
子供のようにはしゃいだあの日の
子供のように無垢な横顔の
君の瞳の中に咲いた線香花火が
綺麗すぎて焼き付いた
線香花火が咲いてはじけて
煙のにおいが染みる夜
来年のこの日 僕と君は
ここにいるのかな?
風が吹いて 花びら散ってく
胸に咲いた 君の線香花火

Trivia about the song 線香花火 by Noa

When was the song “線香花火” released by Noa?
The song 線香花火 was released in 2010, on the album “Noaism”.

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