カッコワルイ損 Part 2
待ちに待った飲み会
後輩にゃ譲れん
どちらにしたって 超ハイな僕です
デラめかしこんで 現場へと
女の子あんま しゃべんないぞ
気遣い アゲにアゲまくる男子
空回りで かなり変な感じ
鼻で笑われ 払うだけ払わされ
終電で「じゃあねー」
カッコワルイ損
都内某所、某時間、もういかん
仕事で上京 楽しい時間
たまたま居合わせた ナイスガイ
彼はよく見りゃ オレの同業者さん
ツレのツレだもんで 乾杯って
周りに集う 彼らのメンバー
もう仲間だて 名前告げ
右手出したら
「あ"っっっ!!」 カッコワルイ損
ネーネー ちょっと行った
ちょっと知っとった
聞いてビックリする 言ったろか
あそこに有る おれらが行く店
そうそう角にある あの小せぇ
常連のみの 裏メニューがあって
この前 それを頼んでみたわけ
なにしろ旨い 次頼んでみ
「それ おれが教えたよ」
カッコワルイ損
プライベートで1人
レンタルビデオショップ
暗い映画でも 見て過ごそう
物色を始め 店内をフラフラ
目立つアフロ 見てる奴も
チラホラ
気付かれちゃ ちと面倒だが
もう謙虚な姿勢も 整った
近づいてきた ギャルがポツリと
「何だ違うじゃん!」
カッコワルイ損