私の人生、人生の夏
Yasuharu Konishi
太陽がちょうど真上にくると
私はベッドから起き出す
大好きなレコードを
小さな音でかけて
一杯のおいしい水を飲んで
猫にもミルクをあげよう
大嫌いなTVのニュースの音を消すの
いつの間にか夏は過ぎる
たとえあなたと別れても
私はきっと新しい秋を生きるの
ひとりで生きるの
神様が私をお試しになる
いまはたぶんそんな時でしょう
大好きなレコードは
いつもすぐに終わるの
いつの間にか夏は過ぎる
新しいシャツに着替えて
私は私の人生を生きるの
ひとりで生きるの
神様が私をお試しになる
いまはたぶんそんな時でしょう
大好きなレコードは
もうしばらく聞かない
次の夏が来るまで