モノクロカプセル
誰かが差し出した手の上には白と
黒のカプセルがあり
無言で差し出すその両手
どちらか一つを選ぶとして
例えば白が希望への扉を
開くものとしたなら
残された一つは混沌の闇へと
誘うものだったとしたなら
今僕等受け取るべき色は何
人はきっと愛した
人傷付ける度心を蒼く染め上げて
触れた瞬間に
全て紅く染まるでしょう
繊細な色使いのこの世界じゃ
結局混ざり合った先の色は
黒になってしまうのかな
ふと目覚ざめた部屋には
嗅ぎ慣れない匂いと
名も知らない女が
隣で眠るその手には
2つのカプセルが握られ
例えば黒が絶望へ直通の
エレベーターだとしたなら
残された一つは記憶を真っ白に
消し去るものだったとしたなら
今僕等飲み干すべき色は何
人はきっと愛した
人傷付ける度心を蒼く染め上げて
触れた瞬間に
全て紅く染まるでしょう
乱雑な色使いのこの世界じゃ
どんなに混ぜ合わせた色でさえも
辿り着く先はひとつ
今僕等受け取るべき色は何
人はきっと愛した
人傷付ける度心を蒼く染め上げて
触れた瞬間に
全て紅く染まるでしょう
人はきっと愛した
人傷付ける為
生まれてきたんでしょう
壊した瞬間に
何もかもが闇に染まるでしょう
繊細な色使いのこの世界じゃ
結局混ざり合った先の色は
黒になってしまうのかな