レプリカ
Maaya Sakamoto, Takahito Uchisawa
ひとしずく落ちた 水の感触
僕は泣いているのか 何をなくしたかわからないのに
それはもう二度と戻らない そんな気がするだけ
人類の失敗は望んだこと つきまとう影に立ち向かう力を
武器を向けたその標的が 鏡に映った自分だなんて気づきもしなかった
にじんでる歩道橋のらくがき
置いてかれた自転車 誰かの帰りを待ってる
認めて ただ存在を
僕こそがオリジナル あるいはそのレプリカ
僕らの証明はどこにある
人類の欠点は 見えもしないくせに 愛とか絆とか信じられること
僕の罪はうたがったこと 差し伸べられた君の右手 初めて見たヒカリ
ぶつかり 交わり 僕らは進化する
殻を打ち破る音を 唯一無二の産声を
さあ 響け
すべて終わるさいごの時に 僕は何を知り 誰を思うのだろう
選択肢はきっと何万通りもあって
でも欲しいのは 選べるのは たったひとつ
人類の欠点は 見えもしないくせに 愛とか絆とか信じられること
僕の罪はためらったこと 差し伸べられた君の右手 初めて見たヒカリ
僕らは