クロームの太陽
湾岸線のトンネルのこだまが
錆びかけていた ハートを振るわせた
焦げたオイルと 海風の匂は今でも
ギアに染みついたまま
苛立ちながら 軋み合う心で
明日に向って アクセルふかしてた
着くはずのない パラダイスは色褪せて そして
誰も いなくなった
もっと叫んで 昔みたいに トンネルの彼方へ
もっと燃やして 私の前で クロームの太陽
追いかけて ねえ エンジェルス
朝が近づく あのコーナー過ぎると
白くぼやけた 出口にさしかかる
終ることない 日常がたちこめて そして
誰も いなくなった
もっと叫んで そのエンジンで 束縛を蹴散らし
もっと見させて たった今だけ 戻らない時間を
ぶっちぎれ このまま
それは偶然 抜き去ってゆく 青春のゴースト
ずっととばして ミラーの中の パラレルのロードを
もっと叫んで 昔みたいに トンネルの彼方へ
もっと燃やして 私の前で クロームの太陽
もっと叫んで そのエンジンで 束縛を蹴散らし
もっと見させて たった今だけ 戻らない時間を
もっと叫んで 昔みたいに トンネルの彼方へ
もっと燃やして 私の前で クロームの太陽