かんらん車

Yumi Matsutoya

すいた電車が住宅街ぬけて
ひとしきり冬枯れをふるわす
あとに残った ひとりの足音は
川辺りの遊園地をたどる

さびついたかんらん車に腰をおろせば
ゆるやかに空は巡りはじめ
あなたの住むあたりに広がってゆく
さよならが無性に恐かった
はりつめた想いが遠くなるの

いつしか雪が静かに舞いながら
チャコールの下界へと流れて
きっとあなたは窓の外を見てる
あの人の肩を抱きよせて

つぎつぎと飛行船もゲームも止まり
粉雪が空を埋めてゆく
終わりの暗示には美しすぎる
私だけ 冬空の旅人
地上に戻る頃 世界が止まる

Trivia about the song かんらん車 by 松任谷由実

On which albums was the song “かんらん車” released by 松任谷由実?
松任谷由実 released the song on the albums “Ryusenkei'80” in 1978 and “SEASONS COLOURS-秋冬撰曲集-” in 2007.
Who composed the song “かんらん車” by 松任谷由実?
The song “かんらん車” by 松任谷由実 was composed by Yumi Matsutoya.

Most popular songs of 松任谷由実

Other artists of Pop rock