私のロンサム・タウン
Yumi Matsutoya
北風から 靄は生まれて Whoo 漂うの
夜明けの前に 信号機が通りを染めるのを見ていた
ホテルの窓 降りておいでよと誘うような ロンサム・タウン
橋のかかる河口のあたりへ乗せてって 眠たいタクシー
錆びた船がナホトカに向けて遠去かる さざ波残し
テトラにすわれば しらむ空 ロンサム・タウン
(Wow, it's a lonesome town)
ああ ゆうべは みんな酔ってさわいで
ああ 今夜は ちがう町 ライトを浴びて 私は誰?
ああ いつから 速い列車 乗り継ぎ
ああ あるとき 年とってなつかしくなる 私は誰?
少しすれば バンドもあわてて起きる頃 コーヒーすすり
少女たちは 雨に打たれるコスモスのように 手を振ってる
曇ったホームにも 冬近い ロンサム・タウン