なにもないイス

玉置浩二

なにもないイスがある
「小石」はじけて「水の輪」
「あの子」が消えた
川のほとり
「ブラスバンド」虚し
「ムーンリバー」
きみの「白く」細いゆびさきは
「小さな手」を引く
岸辺の「白い花」
わすれないよ きっと
「月明かり」が「灯り」
「あの子」を連れて銀世界へ
「分け隔てのない愛」と
「真白き心」で
「長い冬」を耐えるため
寄せては返す波は
ぼくらがいつか そうなれるように
波間にきらめくひかりを生む
助けたくて
助けられないで 逝った
「あの子」と「きみ」が重なって
いつか「人」と「人」との
「心」をつなぐ「愛」の
「橋」になれるように

凍えた「人」の「心」に
「この愛」をくべよう
愛しく「想うもの」惜しみなく
「分け隔てのない愛」と
「真白き心」で
「長い冬」を耐えるため
なにもないイスがある
「心の河」のほとり
裸で重なる
「きみ」と「ぼく」
星くず咲いた夜に
「三日月の輪」

Trivia about the song なにもないイス by 安全地帯

On which albums was the song “なにもないイス” released by 安全地帯?
安全地帯 released the song on the albums “Anzenchitai 12” in 2011 and “Anzenchitai IX” in 2012.
Who composed the song “なにもないイス” by 安全地帯?
The song “なにもないイス” by 安全地帯 was composed by 玉置浩二.

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