雨は気まぐれ
Ichiro Yamaguchi
降り出す 雨の音が
聴こえる 浅い眠り
気まぐれな 僕はまだ
嘘か罠 見きれず 浮かれられない夜の秘密
疲れた 人の隙間
すり抜け 今日も終わる
涙から 嘘を見つける
技は罠 優しく 手招きする夜の間に
雨は気まぐれ 心変わりはこの雨のせいだとして
雨は気まぐれな僕のようで 僕そのもののようだ
気づかず 僕は見てた
手のひら 汗で濡れた
背中差してくる 赤い夕日に
何もかも忘れて息を飲むのさ 夜の隙間
雨は気まぐれ 心変わりはこの雨のせいだとして
雨は気まぐれな僕のようで 僕そのもののようだ
離れられない夜はすぐに過ぎて すぐ過ぎ去っていくけど
疲れた心の糸を流す 糸を流す雨の川