ズル休み
Noriyuki Makihara
帰り道のコンビニには
なんでもそろってるけど
二人をもとに戻す
接着剤はないらしい
日曜出勤から
つかれてもどる僕は
一人ぼっちのつまった
袋を片手にドアあける
留守電の点滅
四件は友達の声で
残りの一つはいったい
何て呼べば 僕は救われるの?
人は必ず誰かに
愛されてると言えるよ
だって僕は今でも君を
とてもとても好きだから
明日は月曜日
会社をズル休みして
すいたコーヒーショップで
おなかいっぱい食べよう
煙草をとり出して
ぼんやりしてるうちに
ウエイトレスがカップと
気持ちまで全部片づけて行く
忙しさになんか
負けない恋だと思ってた
あの時雑誌についてた
占いなんて嘘だと思っていた
恋人が今いなくても
いるとどうか嘘をついて
僕も「幸せでよかったね」と
うまく嘘をつくから
僕は誰かを探すよ
それはきっと君のためだよ
例えば髪を切るように
生き方は変えられない
人は必ず誰かに
愛されてると言えるよ
だって僕は今でも君を
とてもとても好きだから
人は必ず誰かに
愛されてると思いたい
君のこと想うように
僕もいつか愛されたい