おまえが見えない
珍化 康
短い 休暇が終れば
ただ忘れるためだけの
街の暮しに戻ろう
心の区切りにと
ふたりたずねて来た
海で見る SunSet
言葉もかわさず 風の中を歩いた
膝から砂に崩れるように
お前が泣き出す
静かに体抱きあげて
くるぶしの砂をはらう
ゆるめたタイが 風に舞う
自分のおろかさを知るよ
愛のひとつさえ支えられず
捨て去る夢のかがやき
だれも知らない
ふたりが信じ合えた日々の
お前が見えない
So Many Times まよう時
So Many Dreams 悩む時
愛がいつも ふたりが行く道を
そばで教えていた
捨て去る夢の輝き
だれも知らない
ふたりが信じ合えた日々の
お前が見えない