AKIRA
Masaharu Fukuyama
何をすべきかわかっている
それはこの血が知っている
僕が生きてる今日という日は
父が生きたかった明日の続き
繋がれた生命がここにある
君の旅が脈打ってる
血の轍を走ってゆく
幾千億回の鼓動
とても小さく だが確かに
握り返してくる掌
僕が抱きしめるこの体温は
父が愛したかった家族の未来
淀みなく
とめどなく
刻み続ける鼓動
流れる血が教えるものは
生きる意味 生きる道
流れる血が導くものは
今日の意味 明日の道
時に水は濁り
時に清流となり
人それぞれの大河があり
それぞれの定めがある
もしもあなたがここにいたなら
君の掌を握ったなら
君の体温を抱きしめたなら
どんな笑顔で笑っただろう
淀みなく
とめどなく
刻み続ける鼓動
愛がもし傷を負ったら
愛でしか触れない
愛がもし壊れたならば
愛でしか守れない
君はやがて誰かを
傷付けてしまうだろう
君もまたきっと誰かに
傷付けられるだろう
僕が傷付けた人たちと
母が守った家族の日々と
僕が逃げ出した故郷の風と
父が帰りたかったあの家と
淀みなく
とめどなく
刻み続ける鼓動
父と母から
繋がれたこの鼓動
流れる血が教えるものは
生きる意味 生きる道
流れる血が導くものは
今日の意味 明日の道
父の旅は僕の旅になり
僕の旅は君の旅へ
血の轍を走ってゆく
幾千億回の鼓動