千夜一夜物語 (Senya Ichiya Monogatari)
[SEKAI NO OWARI「千夜一夜物語」歌詞]
[ヴァース 1]
砂の国で生まれた王女は
誰よりも好奇心旺盛
「眠れるまで楽しい話をして」
国中の兵士を集めた
[ヴァース 2]
戦いの自慢話や
年寄りの説教を聞いても
王女の心は微動だにしなかった
世界は退屈で満ちていた
[ヴァース 3]
荒れた砂地のような私の
この気持ちを「孤独」と呼ぶなら
裏側の世界のことは何と
呼べばいいの?
[コーラス]
当たり前のことも何も分からないのに
知っているフリは出来ない
きっとこの砂が舞う世界に
光る星のような
意味を探し歩いているの
[コーラス]
当たり前のことをあなたが知っているなら
どうか私に教えて
そしてこの砂が舞う世界で
三日月の灯で
聞かせてアラビアンナイト
[ヴァース 4]
砂の国の王女の元へ
一人の兵士がやってきて
見たことも聞いたこともない話を
眠るまで聞かせてくれた
[ヴァース 5]
群青の空にかかる虹や
魔法のような雪を見たこと
でもここでは世界中のどこよりも
美しい星が見えることも
[ヴァース 6]
荒れた砂地で出会った彼に
会えなくなると分からなくなるの
「愛しい」と「苦しい」がまるで
同じに思えるの
[コーラス]
当たり前のことが分からなくなっていく時
ああ、恋をしているの?
まるでこの砂が舞う世界に
光る星のように
全てが輝いているの
[ヴァース 7]
嬉しいのに寂しくなって
悲しいのに愛しくなって
知りたいことを「知りたくない」なんて
言ってしまうことがあるの
[ヴァース 8]
空を飛んで魔法の絨毯に乗って
一体どこまで来たの?
ここは孤独の裏側の
世界のはずなのに
どうしてこんなに一人なの
[コーラス]
当たり前のことが分からなくなっていく時
ああ、恋をしているの
窓を開けて星を眺め
ため息で砂が舞う
聞かせてアラビアンナイト