岸辺の少女よ
Yasushi Akimoto, Noboru Okawara
岸辺の少女よ 誰を待つと言うのか?
夕陽は待たない やがて暗闇に覆われてサヨナラ
世界のどこにも 居場所などないって知った
一人が似合うのは 季節外れの海
誰もいない砂浜 足跡は波が消すよ
約束なんてしてない でも迎えに来る
思い込みは 醜いものだけど 真実
愚かな自分を認めるため私はここにいる
岸辺の少女よ 何を信じてるのか?
時間は過ぎてく 風はもう何も語ることなくその場を去る
思い出とは勝手だ 美しく儚い
いっそ忘れさせて 真っ白に ah, ah, ah
岸辺の少女よ
涙流すには 私は不純なんだろう
この状況をちゃんと認識している
外国の貨物船 とっくに行ったと聞いた
それでも変わらない波 なぜ 期待させる?
やさしさとはただの自己満足 残酷
どうせならば嫌いになって 忘れたかったよ
動かぬ少女よ 人魚になるつもりか?
光は届かず 影は存在の危ういものに問いかけてる
恋愛に向いてない 甘いのは苦手だ
ここで立ち上がれば 帰れるのに ah, ah, ah
岸辺の少女よ
私を いつの日か 見つけてもらえませんか?
それでも 待っている
不幸だと気付かずに