海のまにまに (Umi no Manimani)
[YOASOBI「海のまにまに」歌詞]
[Verse 1]
夜の合間を縫うように
走る電車の中ゆらり
後ろ向きに流れる景色をひとり
座って 見ていた 見ていた
[Verse 2]
昼下がりの陽射しは
夕陽のオレンジ色に染まって
藍色の空に押し潰されていく
その最後の光を惜しむように
目で追いかけたのは
今日で バイバイ だから
[Chorus]
明日を捨てる為に飛び出した逃避行
片道分の切符で行けるとこまで行くの
どこにも居場所なんて無い私をこのまま
夜に置いてって 置いてって
[Verse 3]
不意に窓から見えた景色が暗闇に
気付いたあれはそうだきっと夜の海
出来心に手を引かれて降りた海辺の町
波の音にただ導かれるように歩く
誰かに呼ばれるように
近付いた海のほとり
ここにはひとり
もうこのままいっそ体をここに
[Verse 4]
なんて考えていた私の前に
突然現れた君は
月明かりの下
青白い肌
白のワンピース
「こんなとこで何しているの?」
なんて急に尋ねるから
言葉に詰まりながら
「海を、見に」
[Bridge]
君は何かを取り出した
それは少し古い花火セット
そこで気付いた
彼女はコンクリートの上
裸足だった
今日で全部終わりにすると決めたから
きっと私があの世界に近付いたから
視えてしまった出会ってしまった
そんな君と二人で
花火の封を切った
[Chorus]
なかなか点かない花火に火を近付けながら
私がここに来た理由を君は当ててみせた
そして何度もやめなよって
真剣な眼差しで言った
だけど
その瞬間この手の先で光が弾けた
思わず「点いた!」と二人で揃えて叫んでた
これでもかと輝く火花の
鋭い音が響いた 響いた
[Post-Chorus]
ゆっくり眺める暇もなく消えていく輝きを
もったいなくて最後の一瞬まで追いかけた
電車の窓から見えた
最後の太陽を惜しんだように
追いかけた
やっぱり, hm, 私
[Outro]
ねえ夜が明けたら君は
どこかへ消えてしまうのかな
夜の帳を抜け出して
朝の光で目が覚めた
隣を見ると当たり前のように眠る
君の姿